IPOの現状(今年度上半期)
2007/09/23
今年度上半期のIPO(新規株式公開)のデータを見ると社数が50社と前年同期の83社に比して4割減で、上場後初値が公募価格を下回った会社が3割で、現在値では6割を超す銘柄が公募価格を下回っている状況である。
ジャスダック、東証マザーズ、大証ヘラクレスといった新興市場が年初来安値を伺う展開となっていることもあり、また、世界的な信用収縮の余波もあり、ある面では仕方ないかなと思うが、問題は市場環境だけではないとも言えそうである。
すなわち、公募価格を決める際の企業側、株主側等の利害関係も絡んでの価格設定の「無理」な側面もあるのではと思える。私も山一證券時代に、IPOの公募価格設定で関係者間での苦労を経験した者としては理解はできるが、主幹事証券の力量が問われる大きな部分であるので投資家の立場も慎重に考慮したものを期待する次第です。
そんなIPO市場で注目されているのが、10月11日に予定される、ソニーフィナンシャルホールディングの上場です。公開規模は3000億円超となり今年最大規模でもありますので、投資家心理の改善につながるような結果になることを切に期待する次第です。
今期、弊社でお世話した公認会計士の方たち数名も現在、大手証券会社でのIPOの現場でご活躍されていることもありますのでIPO相場の改善を心より願う次第であります。


















