金融業界Blog

生損保業界に「大再編」への胎動

2008/01/08

現在、保険業界には、外国損保協会加盟社を別に、生保41社、損保22社が活動しており、特に生命保険に関しては、今後人口減少と高齢化を迎える日本の保険市場にとってプレーヤーが多すぎる。
この「オーバーインシュアランス」を解消するために保険会社を減らすべきである、と金融庁は考えているようである。最大13あった都市銀行グループを3グループまで減らして、成果を上げた金融庁は「次は保険」と狙いを定めているようだ。しかし、明治安田生命以来、大手保険会社は再編に全く関心を示さない。逆ザヤ問題もメドがついたこのあたりで一気に保険業界の再編を推し進め、大手銀行とのグループ化を進めて、海外勢にも対抗できる金融コングロマリットを築こうとの考えのようである。

そんな金融庁の思いとともに、保険業界再編のアクセルになるとみられるのが、損保業界に吹き荒れるサブプライム問題である。2007年9月中間期で巨額損失を出した某損保はサブプライム関連商品による残高が1400億円超に膨らんでおり、また、CDO等の元利金支払保証総額が2400億円にも達する他某損保等が再編の核として注目される。2010年をメドに株式会社化を発表した某大手生保は、金融庁の意向を受けて、業界再編の切込み役を担わされたとのいうのが業界の見方でもある。生損保の垣根を越えて、「メガ保険」誕生もありうる。トップ生保の今後の動きにも注目が集まる。

大手損保6社は組合せ次第で、どこにもナンバーワンになれるチャンスがある。
生保、メガバンクとの組合せ選択肢を含めて業界内の今後の生き残りの戦局が始まろうとしている。

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