格付け手法見直しへ
2008/02/10
米格付大手2社のムーディーズとS&Pは、先週相次いで、新しい格付基準や外部の第三者機関による評価を導入するなどの格付手法の見直しをするべく検討中とのことを発表した。サブプライムローン関連証券化商品でAAAであったにも関わらずデフォルトが懸念される例が相次ぎ、格付けの信頼性が揺らいでいることに対応するものである。
S&Pの見直し策によると、企業統治、分析力、情報の透明性、投資家教育の4分野が柱になっている。ムーディーズは証券化商品を対象に格付けを細分化して、通常の債券とはリスク特性が異なるため格付け表記を別にするという。
サブプライムローンはそもそもデフォルトの確率が高いはずであるが、サブプライムローン証券化商品の一部が米国債などと同様にAAA格を得ていたため、格付会社への批判が強まり、また信頼が損なわれてきており、また、格付会社への規制論も浮上してきたことから格付手法を早急に見直す対応策を
検討しているものである。
いずれにしても、格付けの信頼性の回復が待たれる。


















