揺れる日銀の金融政策
2008/03/02
世界の金融市場を大混乱に陥れているサブプライムローン問題だが、金融政策に行き詰った日銀で、悪夢のようなゼロ金利への回帰観測が台頭してきているようだ。
どうやら日銀内部でも利下げのオプションが真剣に検討され始めた模様だが、下げる場合は通常想定される0.25%幅ではなく、一気に0.5%の引き下げ、つまりゼロ金利へ再び逆戻りする案が有力だという。
事情に詳しい日銀幹部は「それぐらいやらなければ景気を刺激する効果はない。一度ゼロ金利に戻れば、効果を見定めるまで当面続けることになるだろう」と解説する。
市場では内外の金融機関の1〜3月期決算が出そろう春以降に「景気の最も深い谷が来る」(エコノミスト)との声が強い。次の日銀トップの初仕事が利下げという事態もありえそうだ。
しかし利下げに踏み切れば、日銀が目指す金利正常化も道は遥か彼方に遠のくことになり、日銀内部でも「最後の手段とすべき」tの慎重論はある。
いずれにしても景気の見通しが良くないことの証左であると思う。


















