金融業界Blog

ヘッジファンド投資拡大へ

2008/03/05

資産13兆円の国内最大の民間年金基金である企業年金連合会は、ヘッジファンドへの投資を始めたた。FOF(ファンド・オブ・ファンズ)への投資である。投資額はまず運用資産の約0.4%の500億円程度とし、将来は1000億円以上に増やす見通しとのこと。
サブプライムローン問題で金融市場の混乱が続くなか、運用益の確保を目指した投資先の多様化が企業年金の間で広がってきた。

一部の企業年金は既にヘッジファンド投資に取り組んでいる。
例えば、旭硝子の企業年金は運用資産の34%、三菱商事は30%、富士電機は20%等などである。
これら傾向は中小企業にも広がりを見せてきており、企業年金連合会の調査では企業年金の半分強がヘッジファンド投資を始めている。資産に占める比率は平均で0.4%、2004年〜2006年の平均利回りは年5.4%であった。

これら傾向はさらに拡大すると思えるが、ヘッジファンドの多くはデリバティブを活用して投資家からの資金を大きく上回る規模の取引をしており、運用に失敗すれば巨額の損失のリスクは当然あるので、その点のリスクヘッジが今後の一方の大きな課題でもあろう。


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