サウジ通貨、ドル連動維持
2008/03/06
サウジアラビア通貨庁のアルサリーヤ総裁が3日に、サウジ通過のリヤルのドル連動(ペッグ)を維持・継続を表明した。ドル・ペッグを維持せず、離反するのではと巷間噂され懸念されていたこともあり、マーケットには評価する声が多い。
マーケットではペルシャ湾岸諸国がインフレ対策のため、通貨のペッグ先をドルからユーロ、円を含めた主要通貨によるバスケットに変更する可能性もささやかれていたりもするが、このドル・ペッグ維持の表明は、政治的にも経済的にも深い関係を有する両国関係で、サウジアラビアがドル急落を避けたい米国への配慮と、同庁の有する2000億ドル以上といわれる米国債の資産がドル安で目減りするリスクを回避したものと受け止められている。
同時にサウジ通貨リヤル相場の切り上げも控えると言明したのも評価されドル急落の懸念は遠のいたとの安心感をマーケットに与えた。
また、同総裁はサウジアラビアの新たなSWFについては、財務省が準備し、当初の資産規模は60億ドル(約6200億円)前後になるとの見通しを示し「ビジネスとして有益ならば海外にも投資先を拡げるだろう」とし、新ファンドが日米欧の金融機関や企業に投資する可能性を示唆した。
これらの表明は世界のマーケットへ少なからず安心感を与えたものと理解できると思っている。


















