日銀短観発表
2008/04/02
日銀が1日、3月の短観を発表した。
それによると、原油高、株安、円高などで足元の収益環境の悪化により景況観が急速に悪化していることが明らかになった。
大企業製造業の業況判断指数は前回短観の昨年12月調査より8ポイント低いプラス11となり、4年3か月ぶりの低水準となった。企業規模や業種にかかわらず景況観の悪化が鮮明になっている点が懸念される。
原油など輸入原材料が値上がりしているのに、販売価格に転嫁できないことが特に製造業の加工業種に響いている。企業は値上げの姿勢だが、コストの上昇分を補えておらず収益圧迫は続いている状況だ。その収益悪化のため、設備投資にも慎重になりはじめており、前年度比1.6%減となっている。
民間エコノミストの一部には既に景気が後退局面に入ったとの見方も出てきている。
日銀は景気は拡大基調との見方は崩してはいないが、08年度の成長率見通しを現行の2.1%から1%台に下方修正する見込みとのこと。
金融政策についての市場の見方の一部には、早ければ4月中に利下げに踏み切るとの見通しもあるが
日銀総裁不在からこれも半信半疑の状況である。
多くの企業が年度後半には収益が持ち直すとの計画とかの楽観的な側面も見られるが、次回の6月調査の短観でどのような修正が出てくるかが気にかかる。


















