バンク・オブ・アメリカがメリルリンチ証券買収
2008/09/16
バンク・オブ・アメリカのメリルリンチ証券買収に関する9月16日付けのロイター通信
の記事をご参考まで、下記のとおり記載しますのでご覧ください。
今後のニューヨクマーケットからは目が離せない状況が続き、注意深く見守る必要があります。その観点から重要な意味を持つ記事だと思い、掲載します。
[ワシントン/ニューヨーク 15日 ロイター] 米大手銀行バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)
バンカメによると、買収は2009年第1・四半期に完了する見通し。買収により、税引き前で70億ドルの経費削減につながる見通しで、この経費削減は2012年までに完全に達成できる、としている。
また、メリルから取締役3人がバンカメの取締役会に加わるとしている。買収により2010年までに収益押し上げ効果が生まれるという。
買収価格は1株当たり約29ドルに相当し、12日の終値を70%上回る水準。ただ、メリル株は5月には50ドル、2007年1月初めには90ドルを超える水準で推移していた。
メリルは信用危機によって大きな打撃を受け、過去1年間に400億ドル以上の評価損を計上した。
メリルについては、複雑な仕組み証券へのエクスポージャーにもかかわらず、時価総額250億ドル超とされる大規模な証券幕ニなどを考慮すれば、過小評価されているとの見方が一部アナリストの間で出ていた。
メリルはまた、黒字の資産運用会社ブラックロック
シークリフ・キャピタルのポートフォリオマネジャー、ジェームズ・エルマン氏は「買収によってバンカメは、これまで弱かった3つの事業で強い立場を確保することになる」と指摘。「規模と質で国内有数のリテール証券事業と世界有数の投資銀行を獲得し、そして世界有数の資産運用会社の大株主になる」と述べた。
ただ、メリルのモーゲージ関連証券やその他仕組み債券へのエクスポージャーの複雑さを考慮すると、バンカメはデュー・ディリジェンス(資産査定)の時間が限られていたことからリスクも負っている。
オッペンハイマーのアナリスト、メレディス・ホイットニー氏は14日、「メリル買収はバンカメにとって長期的には明らかにポジティブだが、投資家の注目は当面、より広範囲なシステミックリスクに集まることから、株価がポジティブに反応する可能性は低い」と指摘した。


















